信用保証制度は中小企業・小規模事業者のみなさまが、金融機関から事業に必要なお金を借りるとき、協会がその保証人となって、お金が借りやすくなるようサポートし、事業成長を金融の側面から支援する制度です。
金融機関を経由して、または保証協会に直接、お申込みいただけます。
信用保証協会は、企業の事業内容や経営計画などを審査し、保証の諾否を金融機関へ連絡します。
保証承諾の通知を受けた金融機関は資金を融資します。このとき、金利とは別に所定の「信用保証料」を金融機関を経由してお支払いただきます。
融資を受けられたときの返済条件に従って金融機関に借入金の返済をしていただきます。
万が一、中小企業・小規模事業者のみなさまが倒産など何らかの事情で借入金の返済ができなくなった場合、信用保証協会が金融機関へ借入金を返済します。
代位弁済後は、信用保証協会がお客さまと返済についてご相談させていただきます。
公的機関である信用保証協会が保証をするため、借入れがしやすくなり、金融機関のプロパー融資と信用保証付融資を併用することにより、借入枠の拡大が図れます。
経営者保証に関するガイドラインに則して、経営者保証が不要と判断される場合は経営者保証を不要とする取扱いとなります。
通常、金融機関からのプロパー融資の借入期間は3~5年ですが、信用保証協会をご利用されますと7~10年の長期借入が可能になります。さらに経営安定のための長期資金をご希望されるかたには借入期間が20年という超長期の保証制度もあり、財務体質の強化や改善が可能となり、前向きに事業経営に専念できます。
県や市町村とタイアップした融資制度を活用して、金利や保証料が優遇される有利な条件で融資が受けられます。
信用保証協会に直接担保を入れていただきますと、いずれの金融機関からの借入にもご利用いただけます。また、担保設定時の登録免許税が設定額の1.5/1000になる優遇措置があります。(一般の場合4/1000)
保証付融資は安全な優良資産であり、リスク回避が図れます。
安全で優良な融資であることから、保証付融資とプロパー融資との連携により融資枠の拡大が図れます。取引先の深耕とメイン化が図られ、さらには新規取引先の開拓と将来有望な企業の発掘育成に積極的に取り組みできます。
各種保証制度や信用保証協会とタイアップした県や市町村融資制度の利用により、低利固定で保証料負担の少ない有利な融資セールスができます。
事業者カードローン当座貸越根保証などのような極度枠の保証制度の利用により、反復資金等の一本化がなされ、金融機関の事務処理の合理化が図られ融資事務コストの軽減が図れます。
保証付融資は低リスク・ウエイトが適用されますので、金融機関の健全性・安全性の基準であるBIS規制の達成に寄与します。